2006年8月に町田でクリニックを開業して以来、地域の方々には大変お世話になっておりますことを御礼申し上げます。
この間皮膚科、形成外科の診療に当たって参りました。医師になって慶応大学形成外科教室に入局。当時の藤野教授の「他の科を勉強せよ。」とのご方針で、私は外科(川崎市立川崎病院)と脳神経外科(大阪の富永脳神経外科)を回らせていただきました。
この方針は慶応のポリシーとして今も残っております。 形成外科は体のすべてに関わる科であるため、他科の知識が必要であるからです。同門の先生達は、外科、整形外科、皮膚科、眼科、耳鼻科、泌尿器など様々な科を回っています。
その後、埼玉医大医療センター形成外科に赴任し、形成外科を本格的に行います。脳外科の知識を活かし、顔面、頭部を主に担当しておりました。当時の教授は原科先生で(日本初の性転換手術で有名)、ご懇意にされていた信州大学松尾先生(眼瞼下垂の第一人者)をご紹介いただき大変お世話になりました。
その後開業を目指しますが、形成外科だけではあまりに間口が狭いため、皮膚科が必要と考え、現在慶応大学形成外科教授の貴志先生(同期生)に防衛医大皮膚科教授の田島先生を紹介していただき同大に赴任しました。形成外科と皮膚科は表面である皮膚を扱うため似ているようですが、実は全く異なる事を知る事になります。形成外科は主に手術で治療をする職人的な仕事、一方皮膚科は、なぜその病気になるのか?を探求する研究者のようなイメージです。
実際形成外科の仲間は体育会系、皮膚科は文科系が多いようです。
大学にいるときには役割分担がされているため、形成外科だけの仕事で問題はありませんでした。しかしクリニック開業した後は一人で患者様を見る事になるため、この両面のスタンスが必要となり、つくづく最後に皮膚科を勉強しておいてよかったと感じております。
今後も狭い世界に閉じこもらずに、学会や先輩や仲間達の交流を生かし、患者様にとって最良の医療を行えるよう精進して参ります。よろしくお願い致します。
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