- Q7.切らない眼瞼下垂の手術は腫れないと聞きましたが?
- 切らない眼瞼下垂の手術では腫れることはないと聞いたのですが本当ですか?
- A7.誤解があると思います
- 「切らなければ、腫れない」という考えには誤解があります。他院で切らない手術をされた方が修正に当院を来院される事がありますが、かなり腫れる場合があるようです。
理由は、下記の通りです。
- まぶたの皮膚を切らないということは、直に患部を見ることができずに手探りで手術をすることになります。そのため、不必要にいじくり、かえって組織を傷めて腫れてしまう事があります。
- 出血しても止めにくい。
- 施設によっては皮膚を切らない代わりに、粘膜面(まぶたの裏側で眼球に接する面)を切るため(あくまで皮膚を切らないという、言葉のアヤですので、ご注意を!!)、術後にゴロゴロが残る場合がある。
また、皮膚に余りがある方は皮膚を切除する必要がありますので、この方法ではよく治りません。適応がかなり限られますので、執刀医とよく相談する必要があります。
(平成25年形成外科学会にて議論になりました)
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